暑くなってくると飲みたくなるのが麦茶ですが、熱中症に麦茶はよくないと聞いて悶々としていませんか?
そうじゃないとこの記事までたどり着けないですよねw
安全に夏を乗り切るのはもちろんのこと、夏だからと熱中症を警戒して運動を制限するような事態を避けるためにも、今回は熱中症対策に麦茶はどうなのかを説明します。
麦茶以外にも飲み物中心に快適に夏を乗り切るポイントを紹介しているので、夏はほぼ麦茶で過ごす人や夏もバリバリ動きたいダイエッターは要チェックです。
体調管理が成功すれば夏でもタフに過ごせるので、仕事でもプライベートでも周りと差をつけた生活を送ることが可能です。
夏はイベントの多い季節だからこそ、飲み物1杯で思いっきり楽しめるのなら最高ですよね。
脱・去年の自分を合言葉に早速チェックしましょう。
- 熱中症対策に麦茶が惜しい理由と改善方法がわかる
- 熱中症対策向きの飲み物がわかる
- 熱中症を意識した水分補給のポイントがわかる
熱中症に麦茶はダメではなく惜しい!
結論から言うと、熱中症に麦茶はダメではなく惜しいです。
何が惜しいのかというと、塩分が入っていないためです。
次の麦茶の基本情報に詳しく載せますが、麦茶自体は悪いものではなくむしろ塩分さえ補えれば最高の飲み物だったりします。
夏は汗をかくので普段以上に塩分が失われがちだからこそ、水分量だけではなく塩分も気を付けて摂るようにしましょう。
麦茶の基本情報
ここで麦茶の基本情報ですが、麦茶は誰もが気軽にミネラルを補給できるノンカフェイン飲料です。
ご飯にも合わせやすい味わいが人気ですが、以下のような効果が期待できるので夏以外もおすすめの飲み物になります。
- リンやマンガンなどのミネラル
- アルキルピラジンで血行が良くなる
- ポリフェノールで美肌効果
- GABAで血圧を下げる効果
- 胃粘膜を保護する成分
夏は胃腸が弱りやすい季節だからこそ、麦茶を全く飲まないのはもったいないですね。
麦茶をどうしても飲みたい時の3つの熱中症対策
暑い季節は麦茶が欲しくなるのは仕方がないことです。
そこでここでは熱中症対策を意識した麦茶の飲み方を紹介します。
塩分を一緒に摂る
塩分が含まれていないのであれば、塩分を一緒に摂るのはおすすめです。
例えば梅干し、おせんべい、塩飴などが比較的手に入りやすいですね。
食べすぎれば太るのでそこは注意ですが、塩分を摂りつつ麦茶を飲めばストレスフリーで熱中症対策ができます。
ちょっとした楽しみの1つとして取り入れてみてください。
食事で塩分のコントロールをする
追加で食べるとカロリーが気になるという人は、3食の食事の中で塩分を意識すると良いですよ。
塩分過多の食事をすすめるわけではありませんが、普段のドレッシングやたれを塩に変えてみるなど簡単なところから工夫するのはありです。
とはいえ、塩分が多い食事はカロリーが高い傾向にあるので、カロリー計算は忘れずに行いましょう。
麦茶を熱中症仕様にする
最終手段になりますが、麦茶を熱中症仕様にする方法もあります。
1Lの麦茶に塩3gと砂糖40gを混ぜるだけなんですが、味は冒険の味ですw
水でもできるので、案外悪くない味だと思える人はチャレンジしてみてくださいね。
熱中症予防におすすめの飲み物
麦茶にスポットを当てましたが、熱中症予防におすすめの飲み物もあります。
- 経口補水液
- スポーツドリンク(状況と濃度による)
- 味噌汁などスープ類
経口補水液はナトリウムをはじめとしたミネラルを効率よく摂れる水分として有名です。
自分であれこれ作るのも良いのですが、飲みやすさやミネラルのバランスの点から家に置いておくと便利です。
またスポーツドリンクですが、気になるのは糖質の高さです。
糖質が高ければ血糖値が安定しないので、水分が不足しやすいだけではなく頭痛やイライラ、だるさの原因にもなります。
ただでさえ夏バテで体調がすぐれない時にこれはきついですよね。
そのため動く前にそのままの濃度でスポーツドリンクを飲むか、作業や運動中は薄めて飲むようにしましょう。
熱中症予防に向かない飲み物
熱中症予防に向かない飲み物もあります。
- アルコール飲料
- 甘いジュース
- カフェイン入りの飲み物
- 牛乳
上の3つは身体から水分が出ていきそうと想像しやすいですが、牛乳って気になりますよね。
牛乳は体温を上げるので汗が出やすいです。
そのため水分が失われるという点で熱中症対策には向かない飲み物になります。
灼熱の中牛乳を飲みたい人ってなかなかいないと思いますが、そんな時は思い出してみてくださいねw
水分補給の3つのポイント
ここで暑い夏に実践したい水分補給の3つのポイントを説明します。
簡単なことばかりなので、具合が悪くなる前に意識してみてくださいね。
水分だけ摂って安心しない
水分だけ摂って安心しないのは、夏場の水分補給の基本です。
夏は汗をかきます。
そのためミネラルが不足しがちになるので、水分だけではなく塩分も意識しましょう。
なお水分だけ摂るとどうなるのかというと、血管の中の水分が増えるために脳が勝手に「ナトリウムの濃度的にも、もう水分はそこまで取らなくても良い」という指示を出し始めます。
本当はナトリウムも水分も不足しているのに、身体は水分を摂らないようにするため熱中症が起きやすくなるんです。
経口補水液ならこういう時にすぐに対応できるのであると安心です。
のどが渇く前に飲む
のどが渇く前に水分を摂るようにしましょう。
理由としてはのどが渇いてから飲んでも、身体は汗で流れ出た分の80%程度を吸収した時点で満足してしまうためです。
つまり乾きが改善したという感覚とは裏腹に、身体はずっと乾燥した状態のままという最低な状態が続くんです。
のどの渇きに関係なく、こまめに飲むようにしましょう。
1回の吸収量を理解してこまめに摂る
水分って、飲んだ分だけ身体が吸収すると思ってませんか?
身体が1回に吸収できる水分量は130mlと言われています。
しかも完全に吸収するまで約30分もかかるんです。
暑い日の冷たい飲み物をがぶ飲みした時の爽快感ってやみつきですが、実際はすべて吸収されているわけではないと考えると複雑な気持ちになりますねw
一気に水分補給するのではなく、コップ1杯程度の水分をこまめに摂るようにしましょう。
熱中症は室内でも起こるので要注意!
最後に熱中症は室内でも起こるので要注意です。
熱中症が起こりやすい環境として、以下のことが挙げられます。
- 7~8月がピーク
- 時間帯は午後2~4時
- 気温28度以上
- 湿度75%以上
- 風通しが悪くこもった室内
特に風通しに関しては、気温や湿度、季節などに関係なく起こります。
自分が快適だと思っている室内は、本当は快適ではないかもしれません。
定期的に窓を開けて、空気の入れ替えをしましょう。
まとめ
- 熱中症対策に麦茶は塩分不足を理由に惜しい
- 熱中症対策に向いている飲み物と向かない飲み物がある
- 水分補給の3つのポイントを押さえて、安全に夏を過ごそう
熱中症はじっとしてても起こるときは起こります。
もちろん運動したいダイエッターは、運動中に熱中症が起こる可能性は十分に考えられます。
自分の飲もうとしているものにミネラルがしっかりと含まれているか確認することで、運動により集中できるので一度確認してみましょう。
いつの時期でも、どんな運動でもまずは安全第一ですよ。