おやつやおつまみの定番として親しまれているカルパス。
安くて持ち運びしやすく、どこでも手に入るので、小腹が空いた時などついつい食べてしまいます。
一般的に加工肉は太りやすいので避けた方がいいと言われがちですよね。
美味しいものに限って脂肪になるパターン…。
しかし、ここ最近は糖質制限ダイエットなどで加工肉を取り入れる人も増えていて、カルパスは太りにくいという情報もみかけます。
これが本当ならお肉好きな私としてもかなり朗報です!
そこで今回は、カルパスは太るか、カルパスのメリットやデメリット、太りにくい食べ方などについて紹介していきます。
カルパスが大好きで止められない方や、ダイエット中も間食やおつまみが食べたいという方は要チェックです。
- カルパスで太るかどうかがわかる
- カルパスが痩せると言われている理由がわかる
- カルパスの太りにくい食べ方がわかる
カルパスは太る?
結論から言うと、カルパスは基本的に太る食べものです。
加工されているため通常の肉よりも脂質や塩分が多く、加工肉の中でもカロリーが高めになっています。
カルパスは、普通のお菓子よりも低糖質・高タンパクなど良い面もあります。
栄養的に食事の置き換えとしては向いていませんが、おやつやおつまみとしてなら食べ方さえ工夫すればダイエット中でもOKです。
カルパスが太る3つの理由
カルパスが太る理由は、大きく分けて3つあると考えらえます。
食べ過ぎだけではなくカルパスに含まれる成分なども影響しています。
カルパスが好きな方や、駆け出しダイエッターの方もぜひ参考にしてみてください。
食べすぎてカロリーが多くなった
どんな食べものにも言えますが、食べ過ぎればカロリーが多くなってしまいます。
カルパスって一口で食べられるし、あのこってり感と塩気のバランスが絶妙で美味しいですよね。
気づいたら何個も食べちゃった…と後悔することも。
実は脂肪と塩分が多い食事は、食欲を増進させる効果もあります。
結果カルパスを食べすぎてカロリーが増え、太る危険性があるんです。
塩分の摂りすぎでむくんだ
塩分が多いと食欲が増すばかりではなく、むくみにもつながります。
体に不可欠な塩分ですが、取りすぎると体内の塩分濃度を一定に保つために水分を溜め込もうとして、むくんでしまうんです。
そればかりか水分とともに排泄されるはずの老廃物も体に残ったままになるので、代謝も悪くなり痩せづらくなります。
カルパスに含まれる塩分量は、一口サイズのもので0.1gです。
一日に理想とされる塩分量は女性の場合で7gなので一見大したことなさそうですが、現代人は理想より2g多く摂取していると言われています。
ビタミンが不足して代謝が上がらなかった
カルパスを食べ過ぎると、ビタミン不足を引き起こして代謝が上がらなくなります。
カルパスには食品添加物が含まれており、これがビタミンの吸収を妨げてしまうからなんです。
ビタミンは摂取した炭水化物や脂質を筋肉に合成したり、代謝を助けるなどのはたらきがあって、痩せやすい体づくりをサポートしてくれます。
カルパスには食品添加物が入っている一方で、ビタミンはほとんどありません。
体は添加物を消化するためにビタミンを大量に使うので、その結果として栄養不足に陥り、代謝が上がらず、痩せづらくなってしまうんです。
とはいえ、一口サイズのカルパスだけでそうなるわけではなく、あくまで量の問題なので、やはり食べ過ぎが一番の大敵になりますね。
カルパスが太りにくいと言われる3つの理由

カルパスが太る理由が分かったところで、逆にカルパスが太りにくいと言われる理由を3つ調べてみました。
デメリットが多い食べものに感じたかもしれませんが、カルパスにはダイエッター的に嬉しい面もあります。
それではさっそく見ていきましょう。
糖質が少ない
カルパスはなんといっても低糖質なのが魅力的です。
一口大なら糖質は0.3gと低めになっています。
糖質は脳のエネルギーとなるため人間にとって欠かせない栄養素であると同時に、太る原因ともいわれていますよね。
これは、血糖値が急激に上昇することによりインスリンという物質が血中の糖分を脂肪に変えて蓄積してしまうからです。
血糖値の急上昇・急降下は眠気や不安感、イライラ感なども引き起こし、それに対処するために脳がさらなる糖質を求め、食欲暴走につながるとも言われます。
タンパク質が多い
カルパスには、ダイエットに不可欠なタンパク質が多く含まれています。
小さいサイズでも0.9gあるので、おやつのなかでは優秀な方です。
タンパク質は体の細胞を作るうえで必須な栄養素で、筋肉を強くしたり、肌や髪をきれいにするうえ、食欲も抑えてくれます。
また、タンパク質には筋肉の分解を抑える働きもあります。
おつまみで食べることも多いカルパスですが、アルコールは筋肉を分解してしまうので、それを少しでも防いでくれると思うと、理にかなった組み合わせになっています。
よく噛むので腹持ちが良い
カルパスは噛み応えがあるので、腹持ちが良いのも嬉しい点です。
よく噛んで食事すると、ヒスタミンという物質が満腹中枢にはたらきかけ、少量でも満足できると言われています。
そのほかにも胃腸の負担が緩和されたり、唾液に含まれる酵素によって脂肪が分解されるなど、よく噛むことはメリットたくさんあります。
ダイエットで空腹が一番ストレスになっている人は、良く噛めるカルパスで腹持ちよく1日を過ごしましょう。
カルパスの太りにくい食べ方

カルパスの特徴をもとに、太りにくい食べ方をまとめてみました。
- 食事ではなく、おやつとして取り入れる
- 一口サイズのもので3~4本以内にする
- ゆっくりよく噛んで食べる
- カリウムやビタミンを一緒に取る
まず、手軽に食べられるからと言って食事としてカウントせず、おやつとして取り入れましょう。
おやつは1日200kcalまでが良いとされていますが、カルパスは脂質と塩分が高いので、3~4本程度に抑え、ゆっくりよく噛んで食べることを心がけてください。
また、むくみ予防として、カリウムの多いバナナや豆乳を一緒に摂取したり、ビタミン補給のために野菜ジュースやトマトジュースなどをセットで飲むことをおすすめします。
コンビニやスーパーでカルパスを手に取ったついでに買えるものばかりなので続けやすいですよね。
カルパスのカロリーと栄養

カロリー タンパク質 糖質 脂質 食塩相当量 おやつカルパス 16 0.9 0.3 1.2 0.1 ペンシルカルパス 34 1.6 0.4 2.9 0.2
やっぱり脂質は高いですねw
ほかにも肉の水分を保つために使われるリン酸塩や食品の腐敗・変色防止に使われるpH調整剤といった添加物をはじめ、食べ過ぎるとよくないと言われている成分も入っています。
カルパスとサラミの違い

カルパスに似た食べものとしてサラミがありますが、この二つは別物です。
カルパスは牛肉、豚肉、鶏肉を使用したロシア料理であるのに対し、サラミは牛肉と豚肉が主原料のイタリア料理になります。
また、カルパスは水分量55%以下のセミドライソーセージ、サラミは水分量35%以下のドライソーセージと定義されています。
サラミのカロリーは100gあたり336kcalと、カルパスと比べるとすこし低めです。
ダイエット中にカルパスを食べるデメリット

ダイエット中にカルパスを食べるとどんなデメリットがあるか、今一度確認しておきましょう。
- カロリーが高い
- 脂質と塩分が多いので食べ過ぎやむくみにつながりやすい
- 添加物がたくさん入っているのでビタミン不足になりやすい
ただカロリーが多いばかりではなく食欲が暴走してしまったり、栄養不足になる原因も含んでいる点は本当に気をつけたいですね。
ダイエット中にカルパスを食べるメリット

ダイエット中でもカルパスを食べたい方へ、メリットもおさらいします。
- 低糖質&高タンパクなので普通のお菓子やおつまみよりはマシ
- 歯ごたえがあるのでよく噛んで食べれば腹持ちがいい
- 安価でコンビニやスーパーなどどこでも買える
どうしても小腹がすいたり、我慢できないときはカルパスを選ぶと普通のお菓子を食べるよりはいいですし、安上がりなので試してみる価値ありです。
まとめ
- カルパスは脂質、塩分、添加物が多いので基本的に太る
- 低糖質、高タンパク、腹持ちがいいというメリットもある
- ダイエット中は少量をよく噛み栄養不足に注意して食べる
カルパスは一見体に悪い食べもののように感じますが、良い面もあります。
ダイエットは食べものを無理やり我慢するのではなく、何をどのように取り入れるかの工夫が大切です。
好きなものも上手に取り入れて、ストレスのないダイエットにしていきましょう。