「短期間で痩せる方法を知りたい!」と誰もが一度は思い、ファスティングを調べた経験ってありますよね。
しかしファスティングを行うと体重は落ちるものの、次の食事で余計に吸収しそうと不安を感じていませんか?
メリットがたくさんあるファスティングですが、やり方を間違えるとせっかく頑張った努力が水の泡になってしまうこともあります。
そこでこの記事では、正しいファスティング方法や注意点をご紹介します。
ファスティングを始めるためにスケジュールを考えたい人は要チェックです。
- ファスティングの期間や間隔がわかる
- ファスティングのメリットがわかる
- ファスティング中にNGなことがわかる
ファスティングの間隔とは?
ファスティングの間隔はファスティングを行う目的によって大きく変わります。
腸内環境を整えたい場合は週に1回、デトックス目的なら月に1回、ダイエット効果を求めるなら月に2回のファスティングが目安です。
ファスティングの効果を持続させたい人は、毎月でなくても定期的に3ヶ月に1回の間隔で行うのも1つです。
ファスティングの必要日数とは?

ファスティングに必要な日数も、間隔と同じで行う目的によって違います。
目的別の必要な日数から詳しく説明していくので、要チェックです。
目的別
目的別として、この記事ではダイエットとデトックスの場合で説明します。
- ダイエット目的:断食する期間を3日以上に設定すると効果を感じやすいので、3~5日の日数で行うのがおすすめ
- デトックス目的:半日間だけでも断食すると消化器官を休ませることができる
そもそもファスティングはデトックス効果もついてくるので、ダイエット効果を期待してしっかりと実践すれば一石二鳥ですよ。
熟練度別
ファスティングは熟練度別でも必要日数が変わってきます。
- 初心者:空腹になれていないので、1日ファスティングを週に1回がおすすめ
- 中級者:ファスティングに慣れてきたので、3日間にチャレンジするとより効果を実感しやすい
- 上級者:5日間~の長期間ファスティングがおすすめですが、不安であればファスティング専用施設で安全に行うと安心
熟練度別で紹介はしていますが、老廃物の多さなど身体の状態によって短期間ファスティングを長く続けた方が良い場合もあります。
短期間と長期間のファスティングのメリットとデメリット

ファスティングは行う内容は同じでも、短期間と長期間でメリットとデメリットが変わります。
メリット | デメリット | |
短期間 | 普段の食事から得たエネルギーの蓄積を抑える | ダイエット効果を感じにくい |
長期間 | 短期間の断食よりも効果を感じやすく、体重の減少が大きい | 初心者にはハードルが高く難しい |
ファスティングとは

ファスティングとは一定期間食事を取らずに消化器官を休ませて、体をリセットさせる方法です。
食べ過ぎてしまった翌日に食事の量を抑えたり、プチファスティングで健康目的で内臓をケアするなどファスティングは身近な存在となっています。
ファスティングは食事を摂らないことは単純にカロリーを摂らないというだけではなく、内臓を休ませることで元気になるので代謝が上がることからダイエットにもおすすめです。
ファスティングで体重はどれだけ落ちる?

ファスティングで体重がどれだけ落ちていくかは、ファスティングを続ける日数で違います。
5日未満のファスティングだと、1kgほどの体重を減らすことが期待できます。
ただし長く続けても体重は急速に減るかというとそうではない研究結果もあるので、ダイエット目的なら5日までがおすすめです。
適正体重よりも体重が多い人は毎日1kg以上の体重を落とすことができるという意見もありますが、体調を崩すこともあるので運動も行って努力することが必要です。
ファスティングに向いている人と向いていない人

ファスティングには向いている人と向いていない人がいます。
向いていないとせっかく頑張ったファスティングも1回きりで終わってしまったり、失敗して途中で辞めてしまうこともあります。
ファスティングをしてみようと思っている人は要チェックです。
ファスティングに向いている人
ファスティングに向いている人は、摂取するカロリーを計算したり、長期間のダイエットが苦手な人におすすめです。
忙しくて長期間のダイエットをしようと思ってもすぐに挫折するくらいなら、身体の内側を整えて痩せやすい状態を作った方が健康的です。
また身体の内側を整えた後に体重を落とす気持ちでいるとファスティングも続きやすく、成功しやすいですよ。
ファスティングに向いていない人
ファスティングに向いていない人の特徴は、体重を短期間で落とす目的のみで行う人です。
実際ファスティングを行うと結果的に体重を落とすことはできますが、油断して食べた結果体重が戻りやすく、短期間で痩せると太るを繰り返す可能性があります。
これは太りやすい体質を作ってしまうので、短期間で痩せることだけを考えている人は他のダイエット方法を実践した方が良いです。
また妊婦や成長過程の子ども、年配の人も向いていません。
ファスティングの基本的な流れ

ファスティングの基本的な流れは準備期間、ファスティング当日、回復期間の順に行うことが大切です。
特に準備期間と回復期間はファスティングを行う上で大切な期間なので、省略しないようにしましょう。
詳しくはこちらの記事に載せているので、参考にしてください。

ファスティングの種類

ファスティングにも種類があり、自分にあったものを見つけると成功しやすいです。
その中でも、初心者のファスティングデビューにおすすめなのはこちらです。
- 1日1食プチ断食
- オートファジーダイエット
- 朝ファスティング
無理をせず、ファスティングに慣れていくステップとして取り組むと良いですよ。

ファスティングの効果

ファスティングの効果を改めてまとめてみました。
ダイエットだけでなく、女性には嬉しい美容の効果や健康面でも嬉しい効果があるので参考にしてください。
ダイエットのサポート
ファスティングの効果には、ダイエットのサポートがあります。
理由としてはファスティングによって代謝が良くなるので、痩せやすい状態を作れるからです。
ファスティング中は消化に使われているエネルギーが細胞を再生したり、修復するのに使われるので代謝酵素が元気になります。
カロリーを摂らず代謝が上がれば、ダイエットのサポートも効率がいいのは納得ですね。
肌の調子が良くなる

ファスティングを行えば、肌の調子が良くなります。
なぜなら身体に溜まった毒素や老廃物が出ていったり、腸内環境が整うと肌荒れも起きにくくなるためです。
ファスティング中は細胞を作る働きも活発なので、お肌の調子が良くなったと感じやすいです。
内臓を休ませる
ファスティングの本来の目的ともいえますが、内臓を休ませる効果も期待できます。
毎日食事をしているとなかなか内臓を休ませる時間がないので、その疲れが蓄積されることから内臓は常に疲れています。
そこでファスティングを実践すれば内臓を効率よく休ませられるので、内臓の働きもよくなり健康にも良いです。
日々飲み会が多い人やジャンクフードが好きな人は、週末を利用して半日から実践してみましょう。
身体が持つ本来の働きを引き出す
ファスティング中やファスティング直後は、身体が持っている本来の働きを引き出した状態になっています。
先ほど説明したように内臓の働きが良くなるだけではなく、空腹を満喫することで五感(味覚、聴覚、視覚、嗅覚、触覚)が研ぎ澄まされ、集中力も上がる効果も期待できるんです。
普段の生活では感じにくい身体が持っている本来の働きをファスティングは引き出してくれるので、一度本気でスケジュールを組んで試してみてくださいね。
ファスティングの5つの注意点

ファスティング中は気を付ける5つの注意点があります。
- 飲み物
- 準備期、回復期は必ず取る
- 生理後から始める
- ファスティング中のガムはNG
- 体調に不安があるときは避ける
ファスティングを始めるのに適切な時期や注意点もあるので紹介していきます。
ファスティング中の飲み物に注意
ファスティング中の水分は大切ですが、何でも飲んで良い訳ではありません。
カフェインを含むコーヒーや紅茶、アルコール飲料はNGな飲み物です。
空腹時は胃の中が空っぽになっているので、カフェインやアルコールは刺激が強く負担となってしまいます。
飲み物にもこだわらないと、吐き気に襲われてしまうこともあるので注意が必要です。
準備期・回復期は必ずとる
ファスティングを行うには、準備期・回復期は必ずとる必要があります。
理想は、ファスティングを行う日数と同じだけ準備期と回復期を作ることです。
準備期はファスティングに向けて胃腸を整えるために行い、回復期は休んでいた内臓を慣れさせ、身体に負担をかけにくくする大切な役割があります。
これらを省略すれば本来得られるはずのファスティングの効果が得られない可能性があるので、準備期と回復期は必ず取るようにしましょう。
生理後からファスティングはおすすめ!

ファスティングは生理後から行うことをおすすめします。
なぜなら生理後はエストロゲンの分泌が増えているので、新陳代謝が高く感情も安定していることからファスティングの効果を感じやすく、ストレスも溜まりにくいためです。
反対に生理前はイライラしやすかったり、いつも以上に食べてしまうこともある時期なので、ファスティングを始める時期としては良くないです。
生理後は女性が1番ダイエットに向いている時期なので、ファスティングも生理後からはじめましょう。

ガムや水だけ摂って過ごすのは避ける
ガムや水をファスティング中の空腹をまぎわらすために摂るのはNGです。
ファスティング中のガムを噛むことは避けたほうが良い理由は、ガムを噛むと唾液や胃酸が分泌されてしまうからです。
せっかくファスティングをしているのに、胃酸が分泌されてしまうと胃腸を休ませることができません。
空腹をごまかすためにガムを噛むと、空っぽの胃に胃酸が増えてしまいさらに負担がかかってしまうので避けましょう。
また水のみは栄養バランスが悪いので、酵素ドリンクなどを活用して安全に行いましょう。

体調に不安があるときは避ける
体調に不安があるときはファスティングは避けたほうが良いです。
なぜなら体調に不安があるときにファスティングを行うと、準備期や回復期に十分な栄養を摂取することもできないからです。
その結果、体調を悪化させることにもつながります。
また、服用中の薬があったり疾患を抱えている人も、ファスティングは危険なのでどうしても行いたい場合は医師と相談しましょう。
安全に痩せるためにも、ファスティングを健康なときに始めるのが良いですよ。
好転反応とその対処法

ファスティングを続けていると、好転反応が現れることがあります。
偏った食生活をしていた人ほど好転反応は出やすく、つらさが強い時は次の方法で対処してみてくださいね。
- 身体を温める
- ショウガ湯を飲む
- 酵素ドリンクを飲む
身体から毒素が出ていけば、じきに好転反応も収まります。
毒素を効率よく出すためにも、代謝を高めることを意識して実践しましょう。
まとめ
- ファスティングは目的別で期間や日数が違う
- ファスティングでは5つの点に気を付ける
- ファスティングはダイエット以外の嬉しい効果がある
ファスティングは短期間で体重を落としやすくデトックス効果も得られますが、空腹に慣れることが大前提となります。
今まで食事を摂っていたのが急に何日も摂れなくなるのはつらいので、まずは自分に合ったプチファスティングで様子を見ながらチャレンジすることがおすすめです。
早く痩せたい気持ちはわかりますが、ルールを守り安全に痩せることを意識しましょう。