短期間で痩せられる方法で真っ先に思いつくのが断食=ファスティングです。
特に生理前のドカ食いをチャラにしたいという人は、興味があるのではないでしょうか。
しかしファスティングは生理中もやって大丈夫なのか心配ですし、せっかく食事を我慢するなら正しいやり方でしっかりと効果を得たいですよね。
そこで今回は生理中のファスティングが大丈夫なのかについて調査し、ファスティングの正しいやり方や効果などについて紹介します。
ファスティングでしっかり結果を出したい人や、これまでファスティングで痩せなかったという人もぜひチェックしてくださいね。
- 生理中にファスティングダイエットをやっても大丈夫かわかる
- 正しいファスティングの方法がわかる
- ファスティングの効果、注意点がわかる
生理中のファスティングダイエットはNG?
結論から言って、生理中のファスティングダイエットはおすすめできません。
生理中はそもそも痩せづらい時期なのでファスティングダイエットをしても思ったような成果が得られないどころか、貧血などの不調やストレスによる暴飲暴食の原因にもなります。
ただし適切な時期に行えば、予想以上の結果を得られるのが女性のファスティングダイエットです。
生理中は無理をせずリラックスする時期ととらえ、痩せやすい時期を狙ってトライしましょう。
生理中のファスティングが不向きな3つの理由
生理中のファスティングが不向きな理由は大きく分けて3つあります。
ファスティングは即効性があるため、今すぐ試したいという気持ちは分かりますが、女性の場合は生理中特有のリスクがあるので避けてほしいです。
さっそく3つの理由を見ていきましょう。
生理中は痩せにくい
生理中は痩せにくい時期なので、ファスティングダイエットをしても思ったような効果が出ません。
生理前約2週間は黄体期と言って妊娠しやすいように栄養や水分を溜め込みやすくなり、食欲が増したり、むくみや便秘などの症状がでます。
生理中はその時の老廃物を排出している最中なので、体重が落ちにくくなっていてるんです。
生理後半になると痩せやすい時期に近づいてくるため、食事を変えるなど、ファスティングダイエットの準備をするのはおすすめです。
貧血のリスクが高まる
生理中にファスティングダイエットをすると、貧血のリスクが高まるので避けましょう。
生理時の平均出血量は20-140mlと言われ、健康診断の採血量の10~15mlと比較してもかなり多いことがわかります。
ファスティングで栄養を抜いてしまうと、ただでさえ鉄分不足の体に無理をさせてしまい、貧血を引き起こしかねないため、生理中は控えてくださいね。
ストレスが溜まりやすい
生理中はストレスが溜まりやすい時期なので、ファスティングダイエットを無理やり行うと続けられなかったり、終了後の暴飲暴食につながる可能性が高いです。
女性の体は黄体期になるとプロゲステロンという女性ホルモンが分泌される影響で、気分が落ち込みやすかったり、不安を感じやすくなります。
ファスティングダイエットは実践後2日間の食事内容が重要ですが、生理中はイライラしやすいので、この時期にドカ食いして成果が出ない場合が多いです。
生理中はファスティングよりもバランスの良い食事をして、なるべくストレスを溜めないようにしましょう。
ファスティングの効果が出やすい時期は?
ファスティングの効果が出やすい時期は、生理終了後7~10日間です。
この期間はエストロゲンというホルモンが増えるため、脂肪が燃焼されやすく、悪玉コレステロールを減少さたり、筋肉量の維持にも貢献してくれます。
精神的にも安定している時なので、ファスティング後のドカ食いもしにくいです。
また、ファスティングにはデトックス効果があるため、むくみの取れるこの時期にやればさらに体をスッキリさせることができます。
生理中に体重が増えることは仕方ないととらえて、生理が終わってすぐにファスティングダイエットを取り入れれば成果が出やすいですよ。
ファスティングとは
ファスティングとは「断食」のことです。
一定期間だけ固形物を控え、飲みものだけを摂取することで体の調子を整えるダイエット方法になります。
ファスティングといえば水以外は飲めないイメージがありますが、1日あたり200~600kcalの範囲内であれば、味付きの飲み物を取り入れても問題ないです。
酵素ドリンクやレモネード、具なしの味噌汁など様々な飲み物があるので、自分に合ったものを選びましょう。
ファスティングダイエットのやり方
ここでは初心者でも簡単で効果の出やすい3日間のファスティングダイエットを紹介します。
ファスティングダイエットには、準備から終了まで1週間程度の期間が必要です。
日数 | 内容 | |
準備期 | 1日目 |
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2日目 |
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ファスティング | 3~5日目 |
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回復期 | 6日目 |
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7日目 |
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準備期の段階からコーヒーやエナジードリンク、お酒などの刺激物は控えてください。
ファスティング中は通常の食事のタイミングに加えて小腹がすいたら水かカロリーのある飲み物を飲んでも構いません。
ファスティング明けは、生米と水の割合を1:10で作った「重湯」がおすすめです。
重湯は消化が良くて水分と糖分を効率的に補給できるため、空っぽになった胃腸に負担をかけることなく栄養をとれますよ。
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ファスティングの注意点
ファスティングダイエットを行う際には、以下のことに注意が必要です。
- 好転反応による眠気やだるさがでる場合もある
- 水分、塩分不足に注意
- 甘い飲み物は一度に大量に飲まない
- 免疫力が下がるので寒い時期は控える
眠気やだるさは、ファスティングの好転反応なら問題ありませんが、水分や塩分不足でも同じような症状が出るため、水に塩を加えるなどの工夫もしてください。
ファスティング中にレモネードや酵素ドリンクなど甘さがあるモノを取り入れるときには、血糖値の急激な上昇をおさえるために一気に飲まず、少量を小まめに飲みましょう。
ファスティングの痩せ方
ファスティングは正しく取り入れれば、終了後も体重をキープできるだけではなくさらに痩せることも可能です。
- 内臓機能が回復して代謝がアップするため痩せる
- 老廃物や毒素の排出が促されて痩せる
- ファスティングをきっかけにした食事改善でさらに痩せる
ファスティングで胃腸などを一時的に休ませることで内臓機能が回復し、デトックス作用が促進されて痩せやすい体になります。
また、食事の味付けに敏感になったり普段の食事量についても見直せるので、ファスティングは食生活を徹底的に見直したい人にもおすすめです。
ファスティングの効果
ファスティングにはダイエット以外にも様々な効果があります。
- 腸内環境が整って免疫力がアップする
- デトックス効果により肌や髪の調子が整う
- 朝の目覚めが良くなる
体の免疫機能の約7割は腸内にあるので、ファスティングをすると体がスッキリするだけではなく、免疫力をあげて風邪などの病気予防もできるんですよ。
まとめ
- 生理中のファスティングダイエットはおすすめできない
- ファスティングダイエットは生理後7~10日目までが最も効果あり
- ファスティングは正しく取り入れると体をリセットできる
生理は心身共に様々な影響を与えますが、時期を考えればダイエットの大きな味方にもなります。
ファスティングは短期間で体をリセットでき、生理周期とうまく組み合わせれば長期にわたって効果を得ることも可能です。
ファスティングをきっかけに、自分の体について一から見つめ直してみてはいかがでしょうか。