ダイエットを頑張って順調に痩せていたはずなのに、突然体重が落ちなくなることってありますよね。
特に女性の場合だと時期によってはむくみやすかったり気分が落ち込んだりして、停滞期に入ると一気にやる気が落ちてしまう人も多いです。
でも、ここでダイエットをやめてしまうと、きっと後悔します。
なぜなら停滞期は一生続かず、正しい方法を取り入れれば抜け出せるからです。
今回は女性のダイエットが停滞期になる原因や脱出方法等について紹介します。
この記事を読めば停滞期でもストレスフリーで過ごせます。
停滞期に入って悩んでいる人や、目標体重までなんとしても痩せたいという人は要チェックです。
- 女性のダイエットが停滞期に入る理由がわかる
- ダイエットの停滞期を抜け出す方法がわかる
- ダイエットの停滞期中にやってはいけない行動がわかる
女性のダイエットが停滞期になる4つの理由
女性のダイエットが停滞期に入ってしまう理由は4つあります。
停滞期は誰もがなるものですが、女性特有の原因もあるのでぜひ参考にしてください。
急激なダイエットで体が飢餓状態になった
停滞期に入る原因でまず考えられるのが、急激なダイエットで体が飢餓状態になったと勘違いしていることです。
1ヶ月で体重の5%以上が落ちると、ホメオスタシス(恒常性)という機能が働きます。
ホメオスタシスは食欲をアップさせ、体に脂肪や水分をため込むことで命を守る役割があり、本来は生きるために欠かせないです。
停滞期中は急なダイエットで体がびっくりしてホメオスタシスが働いているだけで、慣れてくればまた体重が落ちるので焦らず待ちましょう。
間違った食事管理で食生活が乱れた
停滞期になった2つ目の理由は、間違ったダイエット方法で食生活が乱れたためです。
女性の基礎代謝量は1日1,200kcalですが、これを下回り続けることも体が飢餓状態だと感じる原因になります。
またカロリーだけではなく糖質、脂質、たんぱく質のバランスが乱れてしまうと、無意識のうちに食べ過ぎたり、痩せづらい体をつくるんです。
ダイエット中は、カロリーと栄養バランスをしっかり把握しながら食事管理を行ってくださいね。
生理前でホルモンバランスが乱れた
生理前になるとホルモンバランスが乱れて停滞期と同じような状態になります。
生理前の1週間から10日間はプロゲステロンというホルモンがたくさん出て、脂肪や水分をため込みやすい時期です。
また栄養をとりこもうとして便秘にもなりやすく、体重が落ちづらくなっています。
この時期に焦って食事を減らしたり、無理に運動しても効果はないのでリラックス期間にすることが大切です。
筋肉量が落ちて代謝が悪くなった
間違ったやり方でダイエットを続けた結果、筋肉量が落ちて代謝が悪くなったのも停滞期になる原因です。
筋肉は関節や姿勢を支えるだけではなく、基礎代謝を上げて痩せやすい体にしてくれます。
運動せず食事制限だけしていると、脂肪よりも筋肉を先に落としていまうんです。
女性は男性と比べて筋肉がつきにくい体質なので、カロリー調整だけではなく軽い運動を取り入れることをおすすめしますよ。
ダイエットの停滞期はいつまで続く?
ダイエットの停滞期は2週間~2ヶ月程度続きます。
時間に差があるのは、体がダイエットした体重に慣れるまで人によってかなり違うからです。
この時期は体重を減らすことよりも、ストレスケアなどをして体重を増やさないことに集中しましょう。
ちなみに停滞期に入るタイミングは、ダイエット開始から1ヶ月くらい、または体重の5%が落ちたあたりで、例えば、体重50kgの人なら47.5kgくらいが目安です。
3ヶ月以上経っても停滞期から抜け出せない時は、ダイエット方法が間違っているなど別の問題があるので、これから解説する方法を試してみてくださいね。
ダイエットの停滞期を乗り越える5つの方法
ダイエットの停滞期を乗り越える5つの方法を紹介します。
停滞期から抜け出したいなら、とりあえずこれらのやり方からスタートするのがおすすめです。
生活リズムを整える
停滞期を抜け出すためには、まず生活リズムを整えましょう。
ダイエットを始めると料理や運動などに予想以上の時間がかかり、睡眠やリラックスタイムを削ってしまう人が結構多いです。
ストレスや寝不足が続くと脂肪が燃焼されづらくなったり、自律神経やホルモンバランスが乱れてハイカロリーな食事をしやすくなります。
食事と運動は寝る3時間前までに終わらせて、最低でも5時間以上の睡眠はとってください。
焦らずダイエット続ける
停滞期に入ったとしても焦らずダイエットを続けてください。
どんなダイエット方法でも効果が出るまでには一定の時間が必要ですし、体が痩せた体重に慣れれば、必ず停滞期は脱出できます。
痩せない焦りからストレスが溜まると暴飲暴食や不眠などの悪影響も出るので、停滞期になったらリフレッシュを心がけるのが大切です。
食事の記録をつける
停滞期を抜け出すためにも、食事の記録をつけて摂取カロリーの把握をしましょう。
食事記録はカロリーや栄養バランスのチェックだけではなく、食べ過ぎ対策にも効果的です。
ダイエットは8割が食事とも言われるので、食材やメニューを見直すだけでも停滞期を脱出する近道になります。
ダイエットが終わった後も役に立つことから、まずはアプリで簡単に始めてみましょう。
チートデーを作る
摂取カロリーが少なく過ぎたり、食事のコントロールがうまくいかずストレスが溜まっている場合はチートデーを作るのもありです。
チートデーは一時的に好きなものを食べたりカロリーをいつもよりたくさん摂って、脳に飢餓状態ではないと感じさせ、停滞期を抜ける方法になります。
ただし、チートデーを行う際には、1日の摂取カロリーは2,500kcalまでにして、夜21時までに食事を済ませるなど注意が必要です。
一度取り入れると暴飲暴食しやすくなるデメリットもあるので、チートデーをした翌日からはダイエット中の食事に戻し、停滞期に週に1回程度のペースにしておきましょう。
ダイエット方法を変える
現在行っているダイエット方法を変えるのも停滞期を抜け出す1つの手です。
食事や運動など様々な方法がありますが、しばらく続けていると体が慣れてしまい効果が出づらくなったり、そもそも体質に合わなくて結果につながらないこともあります。
今カロリー制限をしているなら糖質制限に変えたり、筋トレをしているなら新しいメニューを試すなど少しずつ工夫するのも重要です。
身体には常に新しい刺激を与えるようにしましょう。
停滞期にやってはいけないNG行動
停滞期にやってはいけないNG行動もあります。
- ダイエットをやめる
- 極端なカロリー制限
- チートデーの暴飲暴食
- 運動量を急激に増やす
極端なカロリー制限をしたり、チートデーだからと言って好きなものを食べまくると、体に負担がかかるので注意が必要です。
また停滞期は主に水分をため込んでいるため、急激に運動量を増やしただけでは抜け出せないですし、ケガなどの危険もあるのでやめましょう。
停滞期を抜ける前兆
停滞期を抜ける前兆もあるんです。
- 空腹感が落ち着く
- むくみが取れる
- 気分が安定する
体が飢餓状態を抜け出しホメオスタシスの働きが穏やかになると、余計なカロリーや水分を無理にため込もうとしなくなります。
生理周期も同じことが言えますが、どちらも焦らず対策しながらダイエットを続けるのが大切です。
まとめ
- ダイエットの停滞期は体が飢餓状態だと勘違いして起こる
- 女性の場合は生理周期によって痩せづらくなる
- 停滞期中は生活改善やダイエット方法を変えるなど工夫する
ダイエットは体だけではなく脳の働きとも深く関係しています。
停滞期は体が命の危険があると感じて起きるもので、一生続くわけではないです。
痩せづらい時期になって気分が落ち込むかもしれませんが、焦らずダイエットを続けていきましょう。
その先には理想のスタイルが待っていますよ。